ビーシュリンプやチェリーシュリンプなど、小型の観賞用エビが人気を集めています。特に副業として「繁殖→販売」するスタイルは、自宅で完結・ローリスク・在庫管理しやすい点が魅力です。
本記事では、底面フィルターを使ったシュリンプ繁殖を前提に、必要な設備・繁殖のコツ・販売方法までをまとめました。
🛠 必要な設備と初期投資(底面フィルター編)
底面フィルターは、シュリンプ繁殖に非常に相性がよく、水質が安定しやすいため繁殖成功率が上がります。
アイテム | 目安価格 | 補足 |
---|---|---|
30〜45cm水槽 | 2,000〜4,000円 | 最初は30cmからOK |
底面フィルター | 1,000〜2,000円 | スポンジと併用可 |
エアポンプ+チューブ | 1,000〜1,500円 | 静音タイプ推奨 |
吸着型ソイル | 1,000〜2,000円 | pH6.5前後に安定させやすい |
ウィローモス | 500円〜 | ベビーの隠れ家にも |
ヒーター(冬) | 2,000円前後 | 夏は不要 |
水質測定キット | 1,000円前後 | pH・亜硝酸チェック用 |
合計:約8,000〜15,000円程度でスタート可能です。
🧬 底面フィルターのメリット
- ろ過能力が高く、水質が安定しやすい
- ろ材の表面積が広く、バクテリア繁殖に有利
- 水流が穏やかで、ベビーシュリンプにも優しい
- 機構がシンプルでトラブルが少ない
🐠 繁殖しやすいシュリンプの種類
- チェリーシュリンプ(レッド・イエロー・ブルー):初心者向け。水質への耐性が高く、繁殖も簡単。
- ビーシュリンプ(レッドビー、ブラックビー):少しデリケートだが人気が高く、単価も上がる。
- シャドー系(ターコイズ・レッドシャドーなど):上級者向け。高値で取引される。
底面フィルターは、特にビーシュリンプやシャドー系での繁殖に向いています。
💰 販売方法と相場
- ヤフオク:副業ユーザー多数。落札者負担で発送も楽。
- アクアリウム系SNS:販売実績を作れると信頼性アップ。
相場:チェリー系10匹で1,000円前後、ビー系で2,000〜5,000円、シャドー系は5,000円以上も。
📦 発送の注意点
- 夏場は保冷剤、翌日着エリア限定で対応
- エビは「ビニール袋→発泡スチロール」で梱包
- 酸素添加は不要だがエアパッキンなどで固定する
✅ 繁殖成功の5つのコツ
- 底面フィルターとソイルの相性を重視(吸着系ソイルが安定)
- 換水は週に1度、全体の1/5程度でOK
- 稚エビのためにウィローモスや浮き草を入れる
- 餌は週3〜4回程度。与えすぎない
- pH・亜硝酸・アンモニアの定期チェック
📘 副業としての注意点
- 勤務先の副業規定を必ず確認
- 生き物を扱う責任と継続力が必要
- 「特定商取引法」に基づく表示や、ヤフオク出品ルールを把握しておく
📝 まとめ
底面フィルターは、水質安定が命のシュリンプ飼育において非常に頼もしい味方です。水槽管理のハードルを下げ、繁殖にも有利な環境を整えることができます。
趣味として始めたシュリンプ飼育が、副収入へとつながるかもしれません。ぜひ、底面フィルターを活用して小さな副業にチャレンジしてみてください。
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