アクアリウムの世界で根強い人気を誇る「シュリンプ(エビ)」。
小さな体で水槽内をちょこちょこ動き回る姿は癒しそのもの。
今回は、コケ取りに優れた種類から、美しさを楽しめる観賞用まで、目的別におすすめシュリンプを詳しくご紹介します。
🦐 1. ミナミヌマエビ|初心者・低予算で楽しむならコレ!
- 価格目安:10匹で500〜1000円前後
- サイズ:2〜3cm
- 水温:15〜28℃(適応力高め)
- 水質:弱酸性〜中性(pH6.5〜7.5)
日本産のエビで非常に丈夫。低水温や多少の水質変化にも強いため、初心者にはうってつけの種類です。繁殖力も高く、水草水槽で放っておいてもどんどん増えることがあります。
主な役割:茶ゴケ・糸状コケの処理、底床掃除
🦐 2. ヤマトヌマエビ|コケ取り最強!60cm以上の水槽に
- 価格目安:1匹200〜300円前後
- サイズ:5〜6cm
- 水温:18〜26℃
とにかく食欲旺盛で、茶ゴケ・糸状ゴケをどんどん食べてくれます。ミナミヌマエビより体が大きい分、60cm以上の水槽推奨。小型魚との混泳もOKですが、小さい稚エビを食べることもあるので注意。
繁殖について:淡水では稚エビが育たず、繁殖はほぼ不可能。
🦐 3. レッドチェリーシュリンプ|カラフルで繁殖も簡単
- 価格目安:5匹で800円〜1,500円前後
- サイズ:2.5cm前後
- 水温:20〜28℃
赤い体色が美しい、観賞性の高いエビ。繁殖も容易で、飼育環境が整えば放置でも稚エビが育ちます。カラーバリエーション豊富で、「ブルージェリー」「ゴールデンバック」「イエローチェリー」なども人気です。
おすすめ:ボトルアクア・30cm水槽・子どもとの観賞にも◎
🦐 4. ビーシュリンプ|飼育に挑戦したくなる可愛い赤白模様
- 価格目安:1匹300〜1,000円(グレードによる)
- サイズ:2〜2.5cm
- 水温:20〜25℃
赤と白のコントラストが非常に美しく、アクアリストの“沼”に誘う代表的存在。弱酸性の軟水を好むため、ソイル・ろ過・換水など水質管理が大切。繁殖は可能ですが、pHや水温の管理をしっかり行う必要があります。
🦐 5. ブラックシャドーシュリンプ|ビー系の高級品種!
- 価格目安:1匹1,000〜2,000円前後
- サイズ:2cm
- 水温:20〜24℃
黒地に白のバンド模様が映える、ビーシュリンプ系の改良品種。見た目のインパクトは抜群で、アクアリウムの“主役”になります。水質や温度に敏感なため、中〜上級者向け。
🦐 6. ゴールデンアイシュリンプ|落ち着いた色味で和風レイアウトにも
- 価格目安:1匹800〜1,500円
- サイズ:2cm
- 水温:20〜24℃
体は半透明で、金色の目が特徴的な品種。ビーシュリンプに似た管理が必要ですが、静かで上品な存在感があります。複数匹で飼うと自然な群れ行動が見られて癒されます。
🐚【番外編】カワニナ|貝だがコケ取り優秀&卵を産まないタイプも
エビではありませんが、ガラス面のコケや食べ残しを掃除してくれる便利屋。
コケを食べる巻貝の中でも、卵をあまり産まず、繁殖しにくいタイプを選ぶと水槽が荒れません。ビーやミナミと一緒に入れても問題なし。
🔰 初心者におすすめの組み合わせ
迷ったらこのセットがおすすめです:
- 30cm水槽+ミナミヌマエビ10匹+レッドチェリー5匹+カワニナ1匹
- 流木+ウィローモスやアヌビアスナナで隠れ家を作ると繁殖率UP
📌 注意点
- メダカやグッピーと混泳可能ですが、大型魚(エンゼル・ベタ等)は避けましょう
- カルキ抜きは必須。中性〜弱酸性の軟水が基本
- 底床は「ソイル」または「田砂」などがおすすめ
✅ まとめ
シュリンプは水槽に動きと彩りを与えてくれるだけでなく、コケ取りや環境維持にも役立つ存在です。
目的に合わせて選べば、飼育も難しくありません。
ぜひお気に入りのシュリンプを見つけて、アクアリウムライフを楽しんでください!
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